♠ヨーロッパ鉄道について

ヨーロッパ鉄道基礎知識

鉄道パス説明

パス購入条件

鉄道パス使い方

♠ヨーロッパ鉄道説明

ヨーロッパを鉄道で旅行する方法をご紹介します。とても楽しく憧れの国へ都市へいざ出発!!

のんびり時間があれば・・・・まずはルート作りから、まず自分の日程を決めることから始めましょう。どこの国 都市へ行きたいか、地図を広げて書き出してみましょう
。そして日数、時間の配分です。少し多めにゆったりと組むのが結果的に効率よくなります。
列車に乗り遅れたり、時間どうりに行かないケースや天候なども考えてみましょう。
どんな列車にのりたいか、急ぐのか、ゆっくりなのか、乗り換えなども時間に余裕を持って行動したいものです。


1:都市を基点にして廻る方法 例えばミラノを中心にフランスやオーストリア、イタリア国内(ベネチア、フィレンツェなどを組み立てると、荷物をホテルへ預け、日帰り旅行が楽しめます。

又周遊型などパリ、ウィーン、ローマなど鉄道パスを選んで、その途中の都市で下車して巡るのも効率的です。

(ご注意)料金は予告なしに変更される場合がありますので、お申し込みの際に必ずご確認下さい。

ヨーロッパには各国にいろいろなパスがあります。下記はパスの共通事項の説明です。タイプの内容を一読してからご覧になることをおすすめします。ご自身にあったパスをお選びください。

♠パスの購入場所

パスの購入場所は日本となります。

現地での購入は、外国人のための特別パスとなりますので、パスが通用可能な国では購入できません。

【現地で切符を購入するのとどちらが得ですか?】

現地で購入する場合には乗車券の有効期間はわずか数日間ですが、
日本発券の場合は発券日から6ヶ月です。
また、国により打刻機の押印が義務づけられている場合がありますが、日本発券の場合はその必要もありません。
また、料金的にも、各切符購入の場合は、区間の距離や便などによって料金にバラつきがあります。

♠パスの有効期間

パスの利用開始日より各パスの有効期間が利用対象期間です。

※例 有効期間1ヶ月の場合:利用開始日が5月10日の場合、6月9日まで
    有効期間2ヶ月の場合:利用開始日が5月10日の場合、7月9日まで

♠パスの種類

ヨーロッパの鉄道パスの種類

ヨーロッパの鉄道パスにはユーレイル加盟国の20カ国の国鉄(又はそれに相当する鉄道会社)による、ユーレイル○○パス と各国が独自に発表している国別パスがあります。
同じ国を利用できるパスでも、購入資格や適用条件が異なりますので、ご注意ください。

全ヨーロッパ周遊タイプ

21カ国を巡る旅に便利なパス  欧州の旅を満喫したい方へ

ユーレイルグローバルパス

ヨーロッパ21ヶ国で利用できて、期間内なら乗り降り自由。目的地にしばられない、自由な旅が楽しめます。
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ユーレイルセレクトパス

ヨーロッパ24ヶ国から4ヶ国の国鉄に乗り放題。お好きな日を選んで使えるフレキシータイプのパスです。
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国別タイプ

1カ国を巡る旅に便利なパスじっくりヨーロッパの1カ国を旅したい方へ最適
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他にもまだまだ!詳しくは↓こちらをクリック!
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2カ国タイプ リジョーナルパス

2カ国を巡る旅に便利なパス。お気に入りの2カ国を旅しよう。 
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♠パスのタイプ

通用日連続タイプ とことん鉄道の旅にこだわりたい方へ通用日連続タイプ

通用期間中に毎日列車を利用するタイプのパス。
例えば、グローバルパスには、通用期間が15日間、21日間、1ヶ月間、2ヶ月間、3ヶ月間のものがあります。
お客様が1ヶ月間の通用連続タイプのパスを購入すれば、その期間中、毎日鉄道を利用することができます。ユーレイルグローバルパスなら加盟24ヶ国の鉄道が、毎日乗り放題になります。

フレキシータイプ お気に入りの都市に滞在しながら鉄道の旅の方へフレキシータイプ 

有効期間中ならいつでも通用日を選べるパス。連続タイプのパスに比べると、リーズナブルです。
ただし、選択した通用日はその最初に列車に乗る前に、必ず所定の欄にご自分で記入して下さい。
パスの通用期間内にあらかじめ定められた通用日数分、使用日が連続していなくても利用できるパスです。たとえば通用日数が4日、有効期間が1ヶ月のパスの場合、1ヶ月の内毎週火曜日など、自由に移動日を決めて使用できます。

ツインパス

2人でご利用になると大変割安なのがツインパスで、ジャーマンレイルパスのみに設定があるグループ用の割引パスのことです。夫婦、カップル、親子など2名のご旅行で、現地ですべて同一行程をする方を対象に割り引きとなるパスです。 2名のお名前で1枚のパスを発券しますので、バラバラにご利用いただくことはできません。4名のご旅行でツインパスを2枚発行することも可能です。

セーバーパス

ご家族やお友達同士など、2人以上でご旅行される場合にご利用できる大変割安なパスがセーバーパスです。
グループの方々の名前は鉄道パス券面に記入されます。パスを利用して列車に乗車する場合は、必ず全員が一緒に乗車するようにして下さい。
セーバーパスは2名以上、
パーティーパスは3名様以上9名様まで適用されます。ご家族や友人同士など、
現地で同一行動をする予定であれば気軽にご利用いただけます。

ユースパス

贅沢な旅は必要ないという若い方に大変便利なのが、ユースタイプのパスです。
基本的に12歳から25歳までの方がご利用になれます。パスのご利用の初日に25歳であれば、通用期間中に26歳になっても有効です。ユースパスは極めてリーズナブルなので、2等のみに設定されていることが多いのですがフランスレイルパスやスカンレイルパス、ギリシャフレキシーパスなどには1等用があります。
すべてのパスにユースタイプがあるわけではありません。

シニアパス

パスの利用開始日に60歳の誕生日を迎えていれば、ご利用でき、大変割安な料金のパスです。
基本的に1等用のみであることが多くなっております。

子供料金

起算は、申し込みではなくあくまでもパス使用開始日になりますのでご注意ください。
パス使用開始日に4歳以上12歳未満のお子様は、大人料金の半額です。
パス使用開始日に4歳未満のお子様はパスを所持される大人のご乗客と座席・寝台を共有される場合は無料です。共有されない場合は、子供料金となります。

鉄道パスのボーナス特典はこちら
LinkIconボーナス特典について

♠列車利用のポイント

列車を利用する際のポイント

・駅へ行く出発時刻の少なくとも20~30分は余裕をもって駅へ移動してください。
・ヨーロッパの駅には改札口がありません。乗車後に車掌の検札を受けてください。
・駅構内にある出発案内板で列車の発車時刻、行き先、プラットホームナンバーを確認してください。
・途中駅で切り離される予定の行き先の違う車両が連結されている場合があります。
・各車両のドアの脇についている行き先・経由表示板を必ず確認して乗車して下さい。
・ヨーロッパの列車のほとんどの車両は、NON-SMOKINGとなっています。
  喫煙をされる方はご注意下さい。
・列車は時間になると合図なく発車します。予定時間の5分前には乗車しているようにしてくだい。
・行き先別に列車の編成を組み直して切り離す必要がある場合には、途中駅の停車中に列車が動いてしまうことがあります。ホームに降りて足をのばしたい方は慎重に。
・車内では放送がないので自分の降りる駅と、その一つ手前の停車駅名を覚えておくと便利です。

駅の出発案内について

駅に着いたら、何番線にどの列車が着くか案内掲示板に表示されますので、出発する列車のホームと出発時刻を確認してください。早い時間に確認されますと変更になる場合もありますので、乗車前に今一度確認されることをおすすめします。

鉄道パスと乗車券の比較

1つの国の中で1~2区間だけを利用する場合なら、パスを購入するより
乗車券が割安な場合がほとんどです。 特にイタリアではローマ、フィレンツェ等
人気4都市間だけを移動する予定であれば、乗車券の方が割安です。
一方国際列車や長距離の移動、周遊旅行をご希望の場合には、
2カ国パスや1カ国パス等を上手に利用することをおすすめします。
スイスパスなど特典が多く、現地に行ってからの細かい出費が割引になり、
最終的には割安になることもあります。 目的に合わせて使い分けてみてください。

予約時期について

指定券はおおよそ乗車日の90日前から(ユーロスターのみ120日前)の発売となります。
※一部予約可能日が異なる列車もございます。
通常5月末と11月末のタイムテーブル変更の時期には、2ヶ月前を切った場合でも
予約が入らない場合があります。
日本発券の区間乗車券は有効期間が6ヶ月、この間でルート上の途中駅では
何度でも途中下車ができます。(ただし、引き返すことはできません)
例えばローマ発ベネチア行(経由フィレンツェ)という乗車券では、
ルート上のフィレンツェで滞在することができます。

ヨーロッパの列車予約について

ヨーロッパでは多くの国で構成されており、鉄道も複数の会社で運行されています。近年、ヨーロッパの列車は高速化に伴い、予約が必要な列車が増えています。一見複雑に見えるヨーロッパの列車ですが、予約については大きく3つに分けられます。

予約が必要な列車(全席指定制)

ユーロスターやタリス、TGV、AVEといった包括運賃チケット(=ジャーニーチケット)の列車やイーエススター、チザルピーノなどの高速列車、一部のECやIC(主に中欧エリア)などがこれに該当します。これらの列車は定員制を採用しているため、予約をしなければ基本的に乗車できません。また、夜行列車も予約が必要です。予約無しで乗車してしまうと、罰金的要素を含んだ料金を請求されますので、ご注意ください。

予約ができるが予約しなくても乗れる列車(任意予約制)

ドイツのICEをはじめ、ヨーロッパの一般的な新幹線は、日本のように自由席車両と指定席車両の区別はありません。予約されている場合は、座席の背もたれが座席の上に、予約区間を示した札が表示されています。代表的な列車は、ユーロシティやインターシティなどの特急列車です。予約しなくても利用はできますが、長時間の移動に利用する場合は、予約することをおすすめします。これらは国やエリアによって条件が異なりますので、各鉄道会社の公式サイトや時刻表などで出発前に確認しておきましょう。

予約ができない列車

ドイツのREやフランスのTER、イタリア IR ・D などの近郊列車やローカル列車などは、座席指定の設定がないため、予約はいりません。また、登山列車などを個人旅行で利用する場合も、予約無しで利用できます。これらの列車は、日本でいうなら通勤列車や快速列車、各駅列車にあたります。ベネルクス3カ国エリア内で運行しているインターシティも、このカテゴリーに該当しており、予約なしで利用できます。

ヨーロッパの鉄道チケットについて

クラスについて
ヨーロッパの鉄道クラスは大きくわけて 1等と2等になります。
1等は日本のJRなら「グリーン車」 2等は一般的な列車となります。

♠購入対象者

購入資格対象者

ヨーロッパ各国、イギリス、トルコ、モロッコ、アルジェリア、チュニジア、ロシア連邦以外の国に6ヶ月以上居住する方はユーレイルパスの購入及び利用ができません。

購入資格がない方

留学や業務等で6ヶ月以上滞在の方は、「居住者」とみなすため、ヨーロッパ鉄道パス商品の購入ならびに使用はできません。
ヨーロッパ大陸=イギリス、旧ソビエト連邦を除くヨーロッパ各国(トルコも含む)

※鉄道パス当該国に6ヶ月以上お住まいのお客様は以下のパスをご利用になれません

♠外国籍の方の購入条件

日本に居住している外国籍の方で購入したい方は、日本への再入国許可書、ビザなど居住国が日本であることを証明できれば購入できます。

♠これから留学の方の購入条件

留学ビザを取得している場合には、ヨーロッパ居住とみなされ、パスは購入できません。

短期留学などで 観光ビザ、またはビザなしで留学する場合には、パスを購入できます。
またヨーロッパ等で留学予定以外の国のパス(フランスへの留学予定の方がドイツパスを購入する場合など)であれば購入可能です。

♠鉄道パスの使い方

鉄道パスの使い方

パスを利用し始めるとき、利用開始と終了日、お客様のパスポート番号をパスの所定欄に記入してもらい、認証スタンプを受けます。この手続きが「ヴァリデート」です。これをしないで列車にのると、パス利用に違反したとして、違反金を微収されることになりますのでご注意ください。
★セブンツーリストではバリデーションも承っております。パスをお申し込みの際お申し付けください。
「バリテーションの手続き及び手数料について」
パス1枚につき別途手数料\1,000 
又、バリテーションのご依頼の際は、パスポートのコピー(顔写真)が必要な場合がございます。
※チケットカバーからチケット本体を取り外すと鉄道パスが使用できなくなりますのでご注意ください。

パスホルダーについて(パスの所有者)
パスホルダー料金で各種高速列車/寝台列車を予約した場合、予約と同時に買取となり払い戻しはできませんのでご注意ください。
パス・ホルダー料金を利用する場合は、列車乗車までに所持するパスをバリテートしなければなりません。また乗車日をパスの使用日としてカウントしなければなりません。
2等のパス・ホルダー所有者が、1等のパス・ホルダー料金を利用するこたはできません。
尚、パスホルダー料金で予約できる席数には限りがあります。予約を入れてみなければ、パスホルダー料金が適用できるかどうかはかりませんので、お早目のご予約をおすすめいたします。

♠駅について

ヨーロッパの大都市には、いくつかのターミナル駅があります。

各ターミナル駅によって行く先が異なりますので、どの駅から乗れば目的地に行くか、出発前にご確認ください。
またターミナル駅構内には各種売店やレストラン、スナックはもちろん、郵便局や両替所などがある場合もあります。

《ローマ》 テルミニ駅
《ミラノ》 セントラーレ駅、ポルタガリバルディ駅
《ベネチア》 サンタルチア駅、メストレ駅
《パリ》 リヨン駅、モンパルナス駅・オステルリッツ駅・北駅・東駅・サンラザール駅

♠座席について

座席は基本的に 「オープンサロンタイプ」となります。

1等の場合は、通路を挟んで、1列+2列の座席配列になります。
2等の場合は、通路を挟んで、2列+2列の座席配列になります。

ヨーロッパの鉄道は種類が多く、利用する列車によって必要な料金が異なります。
ユーレイルパスや国別パスなど各種の鉄道パスには ①乗車運賃と ②特急/急行料金が含まれています。
※区間によっては日本で発行できない場合もあります。

乗車運賃のほかに特急/急行料金がふくまれているため、ユーロシティ(EC)やインターシティ(IC)も追加料金なしで利用できます。但し、全席指定制の列車は、別途指定券が必要になります。

♠バリテーションについて

バリデーションとはパスの使用開始手続きです

レイルパスは使いはじめる前にバリテーションという使用開始の手続きを受けて頂くことになります。
これは通常、駅の窓口でパスとパスポートを提示して、パスにスタンプとを通用期間等(開始日・終了日)を入れてもらうというものです。
これによりパスは使用可能となりますが、フレキシーパスの場合はさらにご自身で利用日を記入された上でご乗車ください。
なおこのバリテーションをせずに列車にお乗りになった場合は、罰金として50ユーロ相当額が課されることになっておりますので必ずバリデーションを済ませてからご乗車ください。
またフレキシーパスで利用日を記入しないで乗車した場合も同様の罰金となります。

★セブンツーリストではバリテーションも承っております。パスをお申し込みの際お申し付けください。
「バリテーションの手続き及び手数料について」
パス1枚につき別途手数料\1,000 

※バリテーションしたパスはキャンセル・払い戻しが一切出来ませんので、ご注意下さい。
※発券後、使用開始日・終了日の変更はできません。

♠夜行列車を使う場合

夜行列車を使う場合

券面に乗車する月日を記入して使用するフレキシータイプの鉄道パスで、日付をまたいで運行する夜行列車を利用する場合は、記入する日付に注意が必要となりますのでお気をつけください。
乗車駅での発車時刻が19:00以前である場合は「その日と翌日の日付」を記入します。
発車時刻が19:00以降である場合は「翌日のみの日付」を記入します。

ヨーロッパの夜行列車について

ヨーロッパの夜行列車の設備は、大きく3つに分けられます。寝台を利用する場合は、予約が必要となります。座席も全席指定制の列車の場合は、予約が必要となります。

個室寝台

寝台車は各部屋毎にドアで区切られ、1人部屋・2人部屋(まれに2等では3~4人部屋)
があります。 相部屋の手配も可能ですが、通常男性用・女性用と性別により部屋を分けますので、カップルでのご利用には不向きです。

シングル(1等 1名部屋) ダブル(1等 2等 2名部屋)
T2(2等2名部屋) T3(2等3名部屋) T4(2等4名部屋)
クシェット(簡易寝台)
簡易寝台は1つの仕切りの中で両側に3段ベッドが並びます。

基本的に相部屋の使用で、男女に関わらず同部屋となる可能性があり、ベッドにカーテンがなく着替え等もできない場合がある等、横になれるスペースがある程度とお考えください。